目指す組織をつくるための伴走者
代表取締役社長 三木 康敬 氏
主に岡山・倉敷を中心に、消防設備点検、工事を行う会社です。おかげ様で創業48年目を迎えました。消防設備は「普段使わないけど、いざという時にきちんと役立つ」ことが大切です。「岡山の死亡火災0を目指す!」をスローガンに、地域社会の発展に貢献し続けることを目指します。
他県で一社員としての経験を重ねていたところ、会社を支えてきた方々の世代交代の時期に備えて2代目社長に就任された三木康敬社長。ixisの組織作りの支援を受けられることになったきっかけや、その後の変化についてお聞きしました。
課題はわかっているのに解決しない。そんな組織の問題に苦しんでいました。
ー ixis相談前に感じていた課題はどんなものでしたか?
正直なところ、他県で就職し楽しく働いていたので戻ってくる気持ちはなかったんです。
でも、祖父の様に世話をしてくれていた先代社長の右腕の方から「そろそろ引退したい。助けてくれんか」と相談され、悩んだ末に事業を継ぐ決心をしました。
先代から引き継ぐために社内をみていると、事業を進めるうちに手がける事業内容や社員が増えていき、社内の環境を整える間もなく大きくなってきたのだと感じました。
これは、外の企業で一社員としての経験があったから気づくことができたのだと思います。
社員との連携が取りやすい風土ではなかったこと。
社員同士でも話し合いができる場がなくコミュニケーション不足。
基本的な報連相の習慣がないことなどから発生する様々な問題を感じていました。
何故、日々の情報交換や、ミスが発生したときの報告ができないのか。
課題がわかってもなかなか解決できないことが、一番大きく躓いたところでした。
ー ixisの支援導入のきっかけは?
もともと会社を継ぐにあたり、会社経営の課題が沢山あったのでixisの杉原さんが講師をしていた経営者向けのセミナーを受講していました。学んだことを実践したいと思っていたけど、幅広い業種に向けられた内容でしたので、僕らの会社にどうやって活かすことができるのかと考えていていました。
そんな折に、講師の杉原さんと直接話す機会もあり、学んだ内容をもっと自社にあうように深く見ていただきたいなと思いサポートを依頼しました。
ー ixisの支援を導入にあたり、苦労はなかったですか?
社交辞令でもなく、苦労はなかったです。
ixisの杉原さんが経営者側だけに立つのではなく、社員ともコミュニケーションをとりながら課題を一つ一つ丁寧にクリアしていくので、社員からすると恐らく変えられた認識もないと思います。杉原さんが、現場の課題を確認して、解決策を模索して、私たちとすり合わせ、色々な取り組みを重ねる。そういった活動の中で、社員自身が自分のすべきことを自然と認識して仕事に取り組むようになったのを間近で見て感じています。定期的な面談に対しても、それにより業務(現場)に支障がきたされているという訴えもなく、社員自身が杉原さんと面談することの大事さを感じてくれているのではと思います。
正直な話、以前は「1時間打合せしたいから時間とって」と私が話しても、現場からは「忙しいからムリです」っていう回答が頻繁にありました。報連相やコミュニケーションの重要性を感じていなかったのかもしれないですね。
組織に変化が見られるのは、きっと社員から見ても杉原さんは「社長が雇ってきた面倒な人」という関係性ではなく、一緒に会社を良くしていこうという仲間だと思ってもらえているからだと思います。それは、きっと杉原さんの三和電設を良くしたいという気持ちが伝わっている証拠だと思います。社員に対しても丁寧なアプローチをしてくださって本当にありがたかったですね。
経営者の歩幅、会社の歩幅に合わせて計画してくれているのを感じます。
悩み(課題)を感じた時の、良き相談相手
ー どのような人に支援をお勧めしたいですか?
「こういうことに悩んでいるんだけど、どうすればよいのかな」と言葉にできる方にお勧めしたいです。言い方を変えたら「真剣に悩んでいる方」でしょうか。
「会社を良くしたいからixisさんちょっと頼むよ」とまる投げする方ではもったいないなと思うんです。最終的には、サポートがなくても私たち自身でやっていけるようにならなければ、私たち経営者側の人間が状況や課題を理解できないと、新しい一歩も進めないし課題にアプローチし続けることもできないですから。
ixisさんは、目に見える課題の解決法を提示してくれつつ、そのためには何が必要か?を提案してくれます。経営者の社員に対しての意識の持ち方、社員自身の意識の持ち方から改善してくれるので急激な変化はないのですが、着実に体質改善ができていると思います。
悩みがあるけど解決する方法が漠然として言葉にできないという方、相談相手がみあたらないという方にお勧めです。