BLOG ブログ

カテゴリー

アーカイブ

杉原 里志

利益の阻害要因は、 「あなた」かもしれません。

組織マネジメント 2023.03.30
いきなりですが、
事業、うまくいっていますか?

「絶好調でなんの問題もない」
「儲かって儲かって仕方がない」

そんな風に言いきれる経営者は
おそらく一人もいないのではないでしょうか。

どんな会社にも課題があります。
中でも頭を悩ませるのは、やっぱり「人」の問題。

組織づくりのプロとして
多くの会社さんの内情を見てきましたが、
「自分の思うように社員が動いてくれない」
と悩む経営者の多いこと多いこと。

経営者としては、利益を出さない
いわゆる赤字社員は抱えていたくありません。

でも現実的には、組織の半分以上が赤字社員、
そんなケースも珍しくないわけです。

ごくごく一部のデキる社員が、
あるいは経営者自身が
会社の利益のほとんどを作っている。
全員が自分たちのように仕事をしてくれたら
利益は何倍にもなるのに……。

あなたの会社も、そんな状況かもしれません。

でも、考えたことがありますか?
その状況を作り出している「原因」は何なのか、と。

「社員の能力が低いからだ」
「優秀な人材が採用できないからだ」
そう言いたい気持ちもわかります。

ですが、実を言うとこの話、
社員個人の能力の問題ではないのです。

敢えて明言します。

赤字社員が減らず、
思ったように利益があがらないのは、
「社員の能力が低いから」ではなく、
「マネジメントが機能していない」からです。

以下のイラストを見てください。



https://ixis.ai/ability/
(上記リンクのSTEP4に詳しい記載があります)



前提として、経験が浅くノウハウを持たない社員は
「成果の出ない望ましくない行動」を取りがちです。
(イラストで言うと、青い矢印の流れです)

これはもう仕方がありません。
そういうものだと諦めてください。

重要なのは、この青い矢印の流れを
マネージャーが「壁」となって受け止め、
「成果の出る望ましい行動」(ピンクの矢印)
へと誘導してあげること。

スクリプト一辺倒のテレアポをしている社員に、
「この業界ならこういうトークが効果的だよ」
とアドバイスをしてあげる。

外回りから帰ってのんびりしている社員に
「○○さんに御礼のメールはした?
来週の打ち合わせの案内も忘れずにね」
とリマインドしてあげる。

つまりマネージャーの仕事は
チームメンバーの行動を是正していくことにあるのです。

私の経験上、ここがきちんと機能していれば
基本的に成果は出るようになります。

逆に言えば、いつまでたっても成果が出ないのは
マネージャーが「壁」として機能していないから。

適切なタイミングで適切な是正ができていないから、
いつまでたっても部下の行動が変わらないのです。

さて、
あなたの会社のマネージャーはいかがですか?

自分の数字を作るのに精一杯で
メンバーの行動を見れていない。

メンバーが間違った行動を取っているのに
それに気づいてない。

嫌われるのが怖くて、
言うべきことを言えていない。

もしそんな状況だとしたら、
利益が上がるはずもありません。

そして。

もしここであなたが
「うちのマネージャーは何てダメなんだ」
と感じているとしたら
そこにも警笛を鳴らしたいと思います。

なぜなら、
マネージャーをマネージするのは
経営者の仕事だからです。

逆に言えば、
経営者の仕事はそれしかないとも言えます。

自ら仕事をとってくるのが悪いとは言いません。
でもそれは、ある意味で、あなたはいまだに
プレーヤーに留まっているのだとも言える。

経営者の仕事は、
マネジメントを上手く機能させること。
自分自身が動くのではなく、
社員たちに稼いでもらう仕組みを作ることなのです。
この記事を書いた人
新着情報一覧に戻る
SERVICE

チームワークを
促進するサービス

自分が自分らしく働きながら、能力を最大に発揮して、組み合わせ組織目標を達成できる
職場に変えるお手伝いをしています。