- 杉原 里志
スクラップ&ビルドの毎日に。
事業やサービスは
日々、進化しています。
新しいことに
挑戦すると決めては止めてみて
やってみては止めてみて。
新たなことに挑戦するのは
常に試行錯誤が大前提です。
計画を決める。
そして、チームが一丸となってやる。
計画を確認して
計画を修正して
チームが一丸となってやる。
日々、この繰り返しです。
新しいことに取り組めば
日進月歩というよりも
スクラップ&ビルドの毎日で
進んでいるのか
退化しているのか
迷う日々が続くものです。
そしてこの挑戦をするとき
チームメンバーのビジョンの捉え方は
2種類に別れます。
1.現状をしっかり把握して
試行錯誤前提で
ビジョンに向かっていくタイプ
2.ビジョンを盾に
現状や過去を批判するタイプ
1. の人の割合が多いと
チームは活性化しますし
2. の人の割合が多いと
チームは停滞します。
なので1.のタイプの
試行錯誤前提でビジョンに
向かっていくタイプ
この割合を意識するのは重要です。
ビジョンは、そもそも
その目的・役割からして
簡単に達成されないし
そこまでの道のりは
必ずしも明確ではありません。
試行錯誤が前提なので
戦略や中間目標を決め
「チームが一丸となって実行する」
↓
「軌道修正」
↓
「息をとめて一丸となって実行する」
↓
「軌道修正」
を絶え間なく続けるのが大切です。
挑戦するということは、
朝令暮改は必然で前提。
ここをメンバーとニギれていないと
ややこしいことになります。
ここがニギれていないと
ビジョンが大きいほど
2.のビジョンから現状を批判する人が増えます。
2.のタイプの人は
批判しにくい正論の未来像を盾に
現在や過去のネガティブ
キャンペーンをはります。
批判的な話をしてるのに
聞き手は一瞬納得してしまいます。
それほどまでに、
あるべき論や、理想の未来像から
現在の至らなさを非難するというのは
マイナスの大きな影響を与えるロジック
といえるでしょう。
さらに、こまったことに、
本人も2のタイプに属していることに
気づいていません。
組織のしらけた空気を排除するには
2のタイプをいかに減らすのか。
そのために大前提に
ビジョンが大きいものほど
試行錯誤が大前提で進んでいく
ことをしっかりと確認しながら
進めていかなければいけません。
ビジョンが大きいほど
そこにたどり着く道筋は不明確。
目標と目的をしっかり共有して
スクラップ&ビルドを前提で
いかなければ簡単にしらけます。
大きな目標にたどり着くのに
一直線で徐々に積み重ねる
というイメージを持っている
人があまりにも多いので
そこには注意が必要です。
ビジョンが
大きければ大きいほど
3歩進んで2歩下がるもの。
日進月歩ではなく
スクラップ&ビルド。
ここが大切な大前提。
ここを時間をかけて説明しておくこと。